

紳士服業界に籍をおいて、気が付けば30年近くになります。
紳士服には大きく分けて3つの分野があります、すなわち・・・
「誂え服(オーダーメイド)」「既製服(レディーメイド)」「普段着(カジュアルウェア)」
私は始めの15年を“カジュアル”、後半の15年は“オーダー”を担当してきました。
カジュアルには、シルエットやカラーの組合せの楽しさがあり、
オーダーには、個性を自由に創り上げるという楽しさがありました。
オーダーメイドは、お誂えいただくお客様の「個性を仕立上げる」ことだと考えます。
お客様の体にフィットさせるだけでなく。
流行に合わせたシルエットや服地だけをお奨めするだけでもないのです。
お客様のお好みに応じて、お体にフィットさせる“採寸技術”と、
時流とT.P.O.によってお客様をリードしていく“ファッション・センス”が必要です。
以前、私自身もオーダーメイド服への「なんとなく古臭い」イメージは持っていました。
いままでも、世間一般にはそういうイメージが残っているのは事実です。
オーダーメイド服ショップの店員に“採寸技術一辺倒の人たち”がいるからでしょうか?
私たちが目指しているのは、採寸(フィット)と、お洒落(ファッション)の融合です。
「お洒落で、体にあった装い」をお客様と語り合いながら創り上げていきたい、
どんな一着に仕立上るのか、お客様とともにワクワクしたい、
そして「装うことの楽しさを知っていただけたら」と、願っています。